年明けから兆候はありました。
食後の胃の痛み、軽い嘔吐感。微熱。
胃薬と風邪薬でなんとかごまかしてきましたが、それもやがて限界。
強烈な胃の痛みに耐えかねて、とうとう救急搬送されてしまいました。
ところが私の訴える症状を聞いてもお医者様は首をひねるばかり。じゃあ、ということでCT検査を行ってみると胃が悪いのではなく重度の胆嚢炎でした。
すぐさま入院し、翌日に胆嚢摘出の緊急手術、開腹ではなく腹腔鏡手術だったので体力的なダメージは小さく、思ったよりも早期に退院できてリハビリがてら自宅でゴロゴロブラブラしている内に1月が終わってしまいました。
やれやれ。
というわけで、週明けからの職場復帰に備え、カメラを首からぶら下げてブラブラしてきました。
もはや定点観測地となりつつある新世界本通りを歩いていると、いつものおもちゃ屋さんのシャッターが降りていて、シャッターにはマンション建設の張り紙が。
ああ、この街もどこの街にもあるどうということのない風景に侵食されていくのか、他所と比べるとゆっくりかもしれないけれど、確実に時間は流れているのだな、なんて思ってしまったのですが、所詮そんなものは単なる傍観者の自己中心的なセンチメンタリズム。抗う義も力も何もありません。
私にできるのはシャッターを切ってこの光景を収めることだけ。
撮り終わってカメラを鞄にしまうと帰路につくべく、地下鉄の駅に向かいました。
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