
少し前に人づてやネット上で見聞きしただけなのですが、カメラ界におけるナウなヤングの興味の対象が、古いコンパクトデジカメに移っているのだそう。なんでも、最新のデジカメでは撮れない「エモい」写真が撮れるのだとか。
我が家の防湿庫の奥にそんな古いデジカメが数台放置されているのを思い出しまして、今更ながら持ち出してみました。2008年の3月に発売された富士フイルムのFinePix F100fdというカメラです。で、作例が上の写真。いわゆるJPEG撮って出しです。
おっさんにはエモいかどうかの判断がつきませんが、ダイナミックレンジの狭さは一目瞭然ですね。一応カメラ内処理でダイナミックレンジを擬似的に拡大する仕組みを搭載しているのですが(詳細はこのあたり)、それでも背景の白いビルの壁は完全に白飛びしていますし、お店の影の部分は完全に黒つぶれしていて、人間の目で実際に見るよりも遥かにハイコントラストな写りです。常用すると飽きてしまいそうですが、これはこれでおもしろい。
ただ、この写真は「f-クロームモード」という彩度とコントラストを強調するモードで撮ってしまっていた(設定をいじくり回していてデフォルトのノーマルモードに戻すのを忘れていた)ので、ノーマルモードで撮るとまた別の印象になるかもしれません。
近い内にノーマルモードでも撮ってみるつもりです。

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