Adiós, Yoichiro


一応、クラブ名がスペイン語なのでタイトルもスペイン語に。

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わかっちゃいるのですよ。現状、さらなる高みを目指そうと思えば海を渡るしかない。残念だけど、今のJリーグのレベルは世界のなかではそういうレベルなのだから(逆に言うと、結果を出せば海外からお声がかかるところにまでJリーグのレベルが上がってきたとも言えます)。
ただ、もう少し「何か」を残して欲しかった。それが「何か」は上手く書けないんですけどね。もちろん、それが「優勝」であればいうことはなかったのでしょうが、そこまで行かずとも、「爪痕」というか、なんというか。

だから、彼がフィールドを一周している時にゴール裏で一瞬挙がった「8番の重みはそんなもの?うんぬん」という段幕(すぐに降ろされてしまいましたが)を見た時も、挙げた人の気持がわからんでもなかったのです。
初代8番があまりに偉大だった故に、そして最終的には首の故障が引き金だったとはいえ、選手として燃え尽きて引退したものだから、「8番を脱ぐ時=ピッチから去る時」というイメージを重ね合わせてしまうのですね、8番を着ける選手に。

でも、もうそういう時代は終わったのでしょう。その時々で誰もが認める才能に溢れ、チームを牽引していくことのできる選手が8番を着ければいいのです。僕達サポーターが歴代8番の物語を語り継ぐことで、その重みを後々まで伝えていくことができる、そんな気がします。


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