フォルランのプレーを間近に見ることができたのは、大変幸運なことだったとしみじみ思います。
得点シーンのみならず、パスの出し方、トラップの仕方、オフ・ザ・ボールでのポジションの取り方などなど、ピークを過ぎたとはいえ、ワールドクラスの選手の片鱗をまざまざと見せつけてくれました。
ただ、一説によると6億円とも言われる年俸の選手を獲得したことは、クラブのあり方を大きく歪めてしまうことにもなってしまいました。
身の丈を大いに上回るこの愚かな決断は、結局のところ3度目のJ2降格とクラブの財政悪化という最悪の結果を招いてしまったのですから。
セレッソは今もその結果を引きずって苦しみ、もがいているように思われてなりません。
ビッグネームの獲得、2度の監督交代、主力選手のシーズン中の放出、J2降格、と2014年シーズンから続いた嵐がとりあえず過ぎ去った、というのが今の正直な心境です。
もちろん、フォルランが日本でのプレー、それもセレッソでのプレーを選択してくれたことには感謝していますが。
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