某巨大掲示板からの転載。
諸君 私はJリーグが好きだ
諸君 私はJリーグが好きだ
諸君 私はJリーグが大好きだPSMが好きだ 春の開幕戦が好きだ リーグ戦が好きだ ナビスコカップが好きだ 天皇杯が好きだ ACLが好きだ
梅雨に凍える試合が好きだ サポーターが好きだ チャントが好きだ ダービーマッチが好きだ ネタ合戦が好きだ
真夏のナイターが好きだ 子供たちが好きだ 家族連れが好きだ スタ飯は至福だ ビールは命の水だ
秋の試合が好きだ 優勝争いが好きだ 残留争いも好きだ 昇格争いが好きだ 昇格プレーオフは禁断の蜜の味だ
そして 初冬の最終戦が好きだ 勝利は絶対だ 引き分けは次善だ だが 敗北もまた愛おしい羊ヶ丘で 七北田で 天童で 笠松で 鹿島で グリスタで 敷島で 大宮公園で
浦和美園で 日立台で 蘇我で 飛田給で 等々力で 三ツ沢で 小机で 大原で
清五郎で 神林で 小瀬で 日本平で 磐田で 瑞穂で 長良川で 南中田で
西京極で 万博で 長居で 御崎町で カンスタで とりスタで エディオンスタジアムで
鳴門大塚で 上野町で 博多の森で 本城で 鳥栖で 宇都町(うづまち)で うまスタで 大銀ドームでこの日本中 ありとあらゆる場所で繰り広げられる Jリーグの試合行為が好きだ
政治家の伜の天気予報よりあてにならない 開幕前の順位予想大会が好きだ
下位に挙げられたチームのサポーターが 激昂して解説者へのアンチを高らかに公言した時など 心が躍る詳しくなく磨き上げられたネタの砲列が 敵味方関係なくサッカー界を蹂躙するのが好きだ
ネットの片隅で生まれた情報が 雑誌・新聞・TVそして海外メディアにまで広まっていく時など 胸がすくような思いだった(※1)度重なる素行不良でチームを放逐された選手が 下位リーグの荒波に揉まれ成長していく姿など もうたまらない…
数年後 元のチームに帰還したその選手が当時の非礼を監督に詫び チームへの顔たる存在になることを誓った時など 感動すら覚える(※2)いつまでたっても待つことを覚えないオーナーが 強化部を無視して勝手に人を連れて来るのが好きだ
シーズン終盤に 今度は無視された強化部主導でその者がチームを追われるという ズルズルっぷりも最高だ(※3)哀れな理想主義者が バルセロナのような華麗なパスサッカーを実現させようとも まるで機能せず
百姓一揆のようなカウンター一発で木っ端みじんに砕け散っていく時など 絶頂すら覚える優勝争いの最中 根拠無き誹謗中傷を受けるのが好きだ
我々はともかく もう反論する事すらかなわなくなってしまった者を中傷のダシにされるのは とてもとても悲しい物だ苦労の末にようやく滑り込んだ新しいステージを 僅か1年で去っていくのが好きだ
最速での降格が決まってもなお 延々と続く消化試合に 金を払って見続けるのは 屈辱の極みだ(※4)諸君 私はJを 最高に面白いJリーグの試合を望んでいる
諸君 私と共に戦う Jリーグ全40チーム および全てのJリーグを目指す物好きクラブのサポーター諸君 君達は一体何を望んでいる?真夜中のTV越しに ただレベルが高いだけの海外サッカーを望むか?
絶対に負けられないと千篇一律に煽られる 何の意味もないフラッシュ瞬く日本代表戦を望むか?諸君らが暮らす街々の 自然・気候・風景・経済・文化・生活等 つまり『街』そのものを代表して戦い続ける
足を伸ばせばすぐ興奮の坩堝に飛び込める そんな我が日本国のプロサッカーリーグ Jリーグを望むか?(Jリーグ! Jリーグ! Jリーグ!)
よろしい ならば開幕だ
もう何年もシーズン開幕前になると投稿されるおなじみのネタ。毎シーズン昨年のトピックスを加えてあるのがおもしろい。
Jリーグのことをよく知らない方のために、とりあえず僕が簡単にわかるものだけでも。
※1は前田遼一選手(ジュビロ磐田)にカップ戦を除くシーズン初ゴールを献上してしまったクラブは降格するという都市伝説。
それまでは知る人ぞ知る都市伝説だったのですが、昨年はなんとNHKがスポーツニュースで取り上げるほどのネタになってしまいました。
2007年 第14節vsヴァンフォーレ甲府(2006年J1 15位) → 17位でJ2へ降格
2008年 第19節vs東京ヴェルディ(2007年J2 2位 → J1へ昇格) → 17位でJ2へ降格
2009年 第05節vsジェフ千葉(2008年J1 15位) → 18位でJ2へ降格
2010年 第04節vs京都サンガ(2009年J1 12位) → 17位でJ2へ降格
2011年 第10節vsモンテディオ山形(2010年J1 13位)→ 18位でJ2へ降格
2012年 第03節vsガンバ大阪(2011年J1 3位)→ 17位でJ2へ降格
圧巻はやはり昨年。前年3位のクラブが一気に17位に落ちて降格してしまったわけですから。
※2は我らがセレッソの柿谷曜一朗選手のこと。
セレッソの下部組織出身の彼が頭角を現したのは、現在マンチェスター・ユナイテッドで活躍する香川真司選手よりも早かったのですが(念のため書いておきますが、香川って日本にいた頃はセレッソでプレーしていたんですよ)、練習時間に度々遅刻したことなどが当時のレヴィー・クルピ監督の逆鱗に触れ、2009年シーズン途中で徳島ヴォルティスへレンタル移籍させられてしまったんですね。
その後レヴィーは2011年シーズン限りで監督を退任、柿谷は2012年にセレッソへ復帰。
ところが2012年シーズンは成績が低迷していたことからシーズン途中でレヴィーの後任監督であったセルヒオ・ソアレスを解任、レヴィーが再度監督に就任して柿谷と再会を果たしたというわけです。
その柿谷は今年からセレッソ伝統のエースナンバー「8」を背負うことになります。
※3はヴィッセル神戸の迷走っぷり。
成績が伸び悩んでいた神戸はシーズン中盤、楽天社長でもある三木谷オーナーの独断で西野朗氏を監督に招聘。ところがテコ入れどころか残留争いに巻き込まれるという体たらくに陥り、シーズンも終盤近くになって西野氏を解雇してしまいました。
ドタバタが続いた神戸は結局2012年シーズン16位に終わってJ2へ降格してしまいました。
※4はコンサドーレ札幌のこと。
2011年シーズンをJ2の3位で終え、2008年シーズン以来のJ1復帰となったものの開幕より成績が低迷。第27節(9/29)に早くもJ2への降格が決定してしまいました。9月中の降格決定はJリーグ史上初、この時点で残り試合はまだ7試合もありました。
…※1、※2はともかく、※3、※4のあたりは、セレサポとして身につまされる所が…。
ところでこのネタの元ネタとなったアニメ(?)、私自身は見たことがなかったりします。
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